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現代中国研究資料室について
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現代中国研究資料室について―目的と組織

資料室創設の目的

 現在、中国では空前の出版ラッシュであり、経済発展やメディア環境の変化もあって、書籍や情報が氾濫している。これは現在の中国研究が抱える大きな問題の一つである。

 この問題に対しては、資料収集の推進とこれを通じた研究によって対応するしかないが、財団法人東洋文庫現代中国研究資料室は、以下で詳述する東洋文庫のこれまでの資料収集面での蓄積と研究体制を基盤として、現代中国の構造的・歴史的な研究に必要な一次資料を収集すると同時に、その公開利用と国内外諸機関との連携の拡充、これらを通じた実証的・国際的な研究の促進によって、冒頭で指摘した「情報の氾濫」に対応し、国際的な現代中国研究全体を支援する態勢を構築していきたいと考えている。

 本資料室は、2007年度に開始された大学共同利用機関法人・人間文化研究機構による現代中国地域研究プログラム6研究拠点(その他5つはそれぞれ、早稲田大学アジア研究機構現代中国研究所京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センター東京大学社会科学研究所現代中国研究拠点総合地球環境学研究所中国環境問題研究拠点)のうちの1つであり、資料室単独の研究事業の他、他拠点との共同研究事業の遂行や、ネットワーク形成を通じて、現代中国研究全体への貢献も行う。

 なお、人間文化研究機構と本資料室を共同で設置する財団法人東洋文庫は、1924年の設立以来、近現代中国の理解に資する「基礎資料」の組織的な収集と、これに基づいた実証研究の推進に力を注いでおり、すでに世界有数の収蔵を誇る東洋学の研究図書館(research library)としての評価を確立している。ことに近現代中国に関しては1954年に「近代中国研究委員会」を設置し、また2003年には「超域アジア研究部門現代中国研究班」を設置、政治・経済・国際関係諸分野を統合研究する組織を編成して、現代中国に関する本格的な研究と資料収集に取り組んでいる。

 具体的な研究活動としては、現代中国研究の基盤となる文献・資料の体系的な収集・利用態勢の拡充、及びそれに関連した研究を行う。文献・資料の収集にあたっては、基本的図書・資料の充実に努めるのと同時に、資料情報の提供、資料収集や公開を通して、史料学的観点に立った研究を開拓することを目指す。

研究組織・第二期(2012〜2017年)

研究拠点代表(財団法人東洋文庫現代中国研究資料室長)
土田哲夫(中央大学/東洋文庫)

拠点構成員・研究分担者(現代中国研究資料室員)
高田幸男(明治大学/東洋文庫)
内田知行(大東文化大学/東洋文庫)
大澤肇 (中部大学/東洋文庫)
貴志俊彦(京都大学/東洋文庫)
久保亨 (信州大学/東洋文庫)
小浜正子(日本大学/東洋文庫)
瀧下彩子(東洋文庫)
田中仁 (大阪大学/東洋文庫)
中村元哉(津田塾大学/東洋文庫)
内山雅生(宇都宮大学/東洋文庫)
相原佳之(人間文化研究機構/東洋文庫)

海外共同研究者
王建朗(中国社会科学院近代史研究所)
沈志華(華東師範大学)
陳永發(中央研究院近代史研究所)
クリスチャン・アンリオ(リヨン第二大学)

研究組織・第一期(2007〜2012年)

研究拠点代表(財団法人東洋文庫現代中国研究資料室長)
高田幸男(明治大学/東洋文庫)

拠点構成員・研究分担者(現代中国研究資料室員)
土田哲夫(中央大学/東洋文庫)
内田知行(大東文化大学/東洋文庫)
川井伸一(愛知大学/東洋文庫)
貴志俊彦(京都大学/東洋文庫)
久保亨 (信州大学/東洋文庫)
小浜正子(日本大学/東洋文庫)
内山雅生(宇都宮大学/東洋文庫)
瀧下彩子(東洋文庫)
大澤肇 (人間文化研究機構/東洋文庫)

研究分担者
田中仁 (大阪大学/東洋文庫)
服部龍二(中央大学/東洋文庫)
中村元哉(津田塾大学/東洋文庫)

海外共同研究者
王建朗(中国社会科学院近代史研究所)
沈志華(華東師範大学)
陳永發(中央研究院近代史研究所)
クリスチャン・アンリオ(リヨン第二大学)

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